【壁紙リフォームを考えている方必見!】壁紙の種類と貼り替えの費用

内装リフォームに欠かせない壁紙。いわゆるクロスと呼ばれているものですね。

リフォームを行なったことのある方なら誰もが耳にしたことのある言葉でしょう。

こちらはどんなリフォームにも基本的には欠かせない仕上げ工事になります。

お部屋を見渡すと壁には白やベージュや様々な壁の色があると思います。これはほとんどはクロスと呼ばれる壁紙を貼って仕上げているものになります。

デザインも様々なものがあり、凹凸のあるものや、繊維模様、石目のようなデザインもあります。

お部屋を彩るものとして最も重要とも言えるのがこの「クロス」になります。

今回は「クロス」壁紙についてまとめています。

これからリフォームを考えている方はぜひ参考にしてみてください。

目次

クロス(壁紙)ってなに?

「クロス」とは、壁や天井の仕上げ材として貼られている薄い紙のような材料のことを言います。

一般的なお家では、下地である石膏ボードやベニヤの上にこのクロスを貼って仕上げているところがほとんどです。

材質は「塩化ビニール製樹脂」「和紙」「織物」など主材料は様々です。

壁紙と聞くと、一般的なコピー用紙のような薄っぺらい紙を想像してしまいますが、実際には、コピー用紙などよりも厚みがあり、主材料によって耐久性も紙に比べると断然に強いです。

この中でも最も一般的に使われているのは「塩化ビニール製樹脂」を主原料としたものです。

比較的安価で掃除がしやすいというメリットがあります。

壁紙の種類

サンゲツHP 「Faith」シリーズ カタログより引用

一口に壁紙やクロスと言っても様々な種類、素材のものがあるのはご存知でしょうか?

ここではいくつか代表的なものをご紹介します。

塩化ビニール製クロス

サンゲツHP 「Faith」シリーズ カタログより引用

最も安価で一般的に使われているのがこの「塩化ビニール樹脂」を主原料として作られているものですね。

塩ビと聞くと固いもののようなイメージがあるかもしれませんが、薄く加工しているものなので、折り曲げたり、カッターで簡単に切れたりと加工も設置もしやすいものになります。

参考定価:¥1,000/m(サンゲツFAITH カタログより)

和紙クロス

サンゲツHP 「エクセレクト」シリーズ カタログより引用

和紙で作られたクロスもあります。

こちらは塩化ビニール製クロスよりも高価で、意匠性に優れていると言えるでしょう。

画像などだと分かりづらいですが、実際に見比べてみると一目瞭然です。

こだわりのある空間や店舗などで使用する場合が多いですね。

参考定価:¥2,800/m(サンゲツ エクセレクトカタログSGB2008より)

織物クロス

サンゲツHP 「エクセレクト」シリーズ カタログより引用

織物クロスと呼ばれるクロス。

実際に糸と糸を織った織物に紙を裏打ちしたもの。

ヨコ糸にリサイクル紙を使用して環境に配慮した壁紙など様々にあります。

こちらも塩ビクロスよりも高価なものが多く、高級感を演出する場合が多いでしょう。

参考定価:¥3,000/m(サンゲツ エクセレクトカタログSGB2124より)

紙布クロス

サンゲツHP 「エクセレクト」シリーズ カタログより引用

紙布クロスと呼ばれるクロスになります。

紙を原料とした糸から作られており、優しい印象が特徴です。

こちらも塩ビクロスよりも高価なものが多く、高級感のある仕上がりが特徴で、ホテルなどで使われることが多いですね。

参考定価:¥3,100/m(サンゲツ エクセレクトカタログSGB2237より)

箔クロス

サンゲツHP 「エクセレクト」シリーズ カタログより引用

日本の伝統である「箔」を壁紙に使用したものになります。

伝統的な最高級素材である「箔」を壁紙に使用することで、上質な空間の演出ができるでしょう。

製作・施工にも技術が必要なため、施工できる職人も限られているのが特徴ですね。

定価:¥103,000/本(サンゲツ エクセレクトカタログSGB2097より)

珪藻土クロス

サンゲツHP 「エクセレクト」シリーズカタログより引用

紙に糊で珪藻土が載るように加工をした壁紙になります。

こちらも塩ビクロスに比べると金額は比較的高価なものになりますが、温もりのある仕上がりになるのが特徴的でしょう。

しかしあくまで”壁紙”なので、スパンで継ぎ目が目立ちやすくなるのがデメリットと言えるでしょう。

参考定価:¥1,500/m(サンゲツ エクセレクトSGB 2266より)

木質系クロス

サンゲツHP 「エクセレクト」シリーズ カタログより引用

天然木を薄くスライスした突板を使用した壁紙もあります。

実際に塩ビクロスでも木目調の壁紙はありますが、天然木を職人の手で一枚一枚繋いだもの。

本物の木を使用しているため、一枚一枚ムラや変色など、実際の木と同じように楽しめるものになります。

参考定価:¥28,520/枚(サンゲツ エクセレクトSGC156-Lより)

このほかにも様々なクロスはあります。

それぞれの種類の中でも柄やデザインや色は数多くありますので、きっとお気に入りのものが見つかるでしょう。

しかし高級なクロスであればあるほど、施工できる職人さんも限られてくるのが現実です。

必然的に施工費も上がってしまうので、そこは注意が必要でしょう。

クロスの選び方

第一に予算

クロスを決める際にまず大事なのが「予算」でしょう。

参考の定価でも1,000円のものから100,000円(本単位)を超えるものまでとても様々です。

どうしても高級感のあるものを選んでしまいがちですが、そこをグッと堪えて、予算に合ったものを選ぶのが大事ですね。

例えば、一面だけは高級なものを、と選ぶこともありますが、差が出過ぎてしまうとチグハグな印象を与えてしまう場合もあります。

また、どんな空間をイメージするかによって選ぶべきものも変わりますので、注意しましょう。

また、比較的安価なものでも、木目のクロスやレンガ調のものなどもありますので、うまく組み合わせることで、安っぽく見えない場合もあります。

第二にイメージ

予算内で選べるものから、イメージに合う柄や素材を選んでいきましょう。

ここで大事なのが、あまり多くの柄や色を使いすぎないことが大切です。

ホテルやレジャー施設などは別ですが、住空間の1部屋においては、2〜3種類が限度でしょう。

あまりに色々な柄や色をたくさん使ってしまうと、統一感がなくなってしまい、落ち着かない空間になってしまいます。

「統一感のある家」に関しては「こちらのページ」をご覧ください。

第三にインテリアとの組み合わせ

統一感があり、落ち着いた空間にするために、組み合わせもとても大事ですね。

実際に貼る壁紙と、置いていくインテリアなども頭の中で組み合わせていくと、よりイメージの近いものになるでしょう。

インテリアを置く前だとなかなかイメージがしづらく、壁に色をたくさん入れようとしてしまいがちです。

インテリアこそ様々な色が入るので、壁は少し落ち着いているくらいがちょうど良いパターンがほとんどです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

リフォームに欠かせない仕上げ工事である「クロス」について簡単にまとめてみました。

リフォームは打ち合わせの段階から夢が膨らんで楽しいものですよね。

打ち合わせの段階から悩みすぎて疲弊してしまうことのないように、ぜひ参考にしてみてください。


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