【コンセントでイメチェン!】コンセントの種類ってこんなにあるの!?リフォーム時の設置位置や、アクセントになるコンセント選びを解説!

皆さん自宅のコンセントって、何色でどんな形をしていますか?

パッと思い浮かぶ方は意外に少ないと思います。
毎日何気なく使っているけど、形状ってまじまじと見たことがある方は少ないですよね?

生活するのに欠かせない家庭のコンセント。これって実は形状や色など、とても豊富に種類があるんです。

角が丸みを帯びているもの、、逆に角ばっているもの、3口のもの、 1口のもの、縦長のもの、横長のもの、蓋のついているもの、白いもの、黒いもの、壁についているもの、床についているもの・・・

とメーカによってかなり様々な形状や色のコンセントが作られています。

ここではコンセントのデザインや種類・色、また配置について紹介していきますので、これからリフォームを考えている方は、是非参考にしてみてください。

目次

コンセントにこだわる必要はある?

そもそもそんな小さいコンセントにこだわる必要はあるのか・・・

一概には言えませんが、細部はあまり気にしない方や、物を置いてしまうので、どうせほとんど見えなくなる、という方にとっては、コンセントの種類やデザインなどは全く気にならないかもしれませんね。

しかし家庭でも店舗でも事務所でも、必ずコンセントは必要なものです。トイレやお風呂などと同じように生活するために必要なライフラインですね。

ということは、どの部屋、どの空間においても基本的にはコンセントは”ある”のです。例えば、店舗さんなどで、お客様の応対する必要がある空間にもコンセントはありますし、家庭の客間にだってコンセントは必ずあるのです。

来客がある場合や強いこだわりのある人向け

新築時に想定される使い方をするだけならば、さほど気にならないかもしれませんが、生活スタイルや物の量などは人によって千差万別です。

ここにもあったら便利なのに・・・
こんなところにあって邪魔・・・

そんな風に思ったことのある方も少なくないことでしょう。

必ず”ある”というのは、便利な反面、場面によっては装飾が必要な場合もどうしても出てきてしまうのです。

特に家庭用の場合は、使いやすい位置に標準のものが設置されていることがほとんどですので、デザイン性を重視したものにはなっていないパターンがほとんどです。

リビングや客間にお客様を迎えることが多い方や、インテリアなど細部までこだわる方は気にしてみても良いかもしれませんね。

・どんな部屋・空間にも必ずコンセントはある。
・来客がある場合などは邪魔にならない、目立たないようにする工夫が必要な場合がある。
・リフォームを念頭に考える場合は配置も考える。

一般的なコンセントの位置

そもそもコンセントのデザインを考える前に、これからリフォームも念頭に置いている方向けに、一般的なコンセントの位置や種類を少し紹介しておきます。

先も少し挙げたように、コンセントの高さや位置・種類などは新築設計段階で、ある程度の生活を想定して作られています。

変な高さや位置にコンセントがあるな?と思ったら、何らかの用途のために設けられていることがほとんどです。

下記に一例を紹介しますので、参考にしてみてください。
この数字からかけ離れていたりすると、家具や家電の種類によっては通常使用に支障をきたす場合があります(コードが届かない・家電が設置できない等・・・)

お引越しの際などでも、生活イメージをつけるためにもある程度把握しおくと良いかもしれませんね。

箇所別コンセントの高さ

コンセント(箇所別)アースの有無床面からの高さ
冷蔵庫用FL+1700~1900程度
洗濯機用FL+1200~1400程度
エアコン用FL+1800~2100程度
壁掛けTV用FL+1000~1200程度
一般FL+250~400程度
※FLとは、床の仕上がり面を言います。FL+1200とは床面から高さ120cmということになります。

上記はあくまで家庭用の一般的な数値になりますので、特殊な状況や特殊な機械などを利用する場合などは別で高さを設定している場合もありますので、この高さにないとおかしい!というわけではありませんので、ご注意ください。

この高さ設定にはそれぞれ意味があって、例えば、冷蔵庫用は水回りの付近に置く場合が多く、冷蔵庫用のコンセントなのに高さが低すぎると、水のかかる可能性が高まってしまったり、漏電の発生する可能性があります。
洗濯機用のコンセントも同様ですね。洗濯機の給水栓の位置より低い場合などは、万が一水栓から水が垂れた場合に漏電の原因になりますし、そもそもドラム式の洗濯機などは高さがあるため、設置自体ができない!なんてことも起こり得ます。

そんなこんなで最も問題の起こらず、通常使用に支障をきたしにくいだろうという考えのもと、それぞれ設定されています。

・使用用途や部屋、場所に沿った高さ、位置に設定する。(あるかどうか注意する)

コンセントを移動したい、増やしたい!

生活する上で、「ここにもコンセントがあったら良いのに」、「ここは目立つからいらなかったのに」なんて思うこともありますよね。

多い分には不便になることはないですが、少ない場合は延長コードなどのコードがぐちゃぐちゃになってしまったり、つまずいてしまいそうな足元に延長コードが這っていたり・・・

色々と生活する上でも支障が出てくる場合があります。

コンセントを増やす場合などは、やり方は様々ですが、場合によっては数十万円かかる工事になってしまう可能性もあることに注意しましょう。

「コンセントの増設工事」についてはこちらの記事にまとめていますので、参考にしてみてください。

とにかくリフォーム後や新築完成後にコンセントの位置を変えたり増やしたりすることは、非常に手間やお金がかかってくる可能性があることを考慮して、打ち合わせ段階からコンセントの位置は入念に考えて決めるようにしましょう。

コンセントのデザイン(一般)

コンセントの位置や個数などが決まったら(既にあったら)、お部屋のデザインに合わせて種類を考えていく段階になります。

最近の住宅で最も多いコンセントの形状はおそらく下記のようなものでしょう。

Panasonic コスモワイド21

住宅では比較的どんなお部屋の壁にも馴染みやすい形、色ですね。一昔前のコンセントは、少しくすんだクリーム系の色が多かったのですが、最近は鮮やかな白色が主流となってきていますね。

Panasonic フルカラー

少し前まではこういったくすんだクリームのコンセントがよく使われていました。コンセント周りを見ると、意外と建物の年代がわかってくるので、面白いですよね。

National

最近ではあまり見かけなくなりましたが、築年数がそれなりに経過しているお家だと、こういったタイプのものもありますね。今主流になってきているものと比べると、スタイリッシュな感じが全く違いますね。

こういったタイプのコンセントに関しては、中身とプレートを変えてあげるだけで、お部屋の印象までガラッと変わって見えるので、考えてみても良いかもしれませんね。(電気工事士の資格は必要ですが、それほどお金のかかる工事ではありません)

コンセントのデザイン(デザイン性高)

先のものが住宅で主に使われるものに対して、次に比較的デザイン性が高いものを少し紹介していきます。

Panasonic アドバンス カタログより引用

上記のように黒いプレートのものもあり、高級感の演出や、黒系の壁に設置する場合には目立たなくすることもできます。色も考えることで、様々な空間の演出が可能になりますね。

Panasonic アドバンス USBポート付き

こちらのようにUSBポートが一体になっているコンセントもあります。USBポートがついていることで、コンセント周りの配線がごちゃごちゃする心配も解消できますね。

JIMBO チョコ

色に関しては各メーカーで微妙に色合いが違うものや、様々な色のものがありますので、お部屋の空間に合わせて選んでいくと、より理想に合ったお部屋作りが可能になりますね。

toolbox HP
https://www.r-toolbox.jp/store/product/2599/より引用

最近ではこちらも海外の趣向に合わせたデザインのものも多く出ています。可愛らしい形状のものもの多々ありますので、色々調べてみると掘り出し物が見つかるかもしれませんね。

Panasonic アップコンフラット丸型

こういった床に設置するタイプのものもあります。壁の少ない事務所などのスペースでよく使われています。床のあちこちにこのタイプのコンセントを設置しておくことで、躓くこともなく、自由にレイアウトを変更することもできて、配線がごちゃごちゃすることもないので、場合によってはこういったフロア型のコンセントの設置も検討してみても良いかもしれませんね。(多くの場合新規で床に設置するとなると、大掛かりな工事が必要になる場合があります。)

まとめ

いかがでしたでしょうか?

コンセント一つとってもこれだけの材料や種類があります。ご自身の理想の空間づくりになくてはならないコンセント。様々な視点から見てみると、面白い組み合わせや掘り出し物が見つかるかもしれません。

これからコンセントの交換を考えている方や、お家全体のリフォームや店舗リフォームを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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