【間取り変更を考えている方必見!】リフォームか建て替えか

皆さん今住んでいるお家、あるいはこれから購入を検討しているお家に関して間取りを変更したいと思ったことのある方は多いのではないでしょうか。

理由は様々です。大きくなった子供たちが独立して家を出て行ったため、部屋の数が今よりも少なくて良くなった。だから、リビングを少し広い空間にしよう。

あるいは今は広い1部屋のリビングがあるんだけれども、今度から親御さんと一緒に住むことになったので、部屋が多い方が良いので、間仕切りを増やしたい、あるいは2世帯住宅として活用したいので、2階にも水回りを設置したい。

住んでいてライフスタイルの変化によって不便さを感じたり、不満が出てくる事はよくあります。しかし新しく家を購入するのも気が引けるし、今よりも良い立地で良い物件が出てくるとは思えない。

そんな時によく皆さんご検討されるのが今住んでいる所の間取りを変更するリフォームを考え始めるわけですね。

これからお家を購入しようとしている方も、実際に生活の様式が変わってきそうな方も、今回の記事は参考になると思いますので、ぜひ一読いただければと思います。

目次

間取り変更は可能なのか

そもそも今住んでいるお家で間取りを変更するリフォームは可能なのか?
そう思われる方は多くいらっしゃいます。

例えば
・今住んでいるお家がツーバイフォーのお家である。
・今住んでいるのがマンションである。
・築年数がかなり経っている家である。

こういった様々な理由から間取りを変更するリフォームに対して不安が大きいと言う方は数多くいらっしゃいますよね。

では実際に今挙げたような例で、間取りを変更するリフォームやお部屋を増やしたい、あるいはお部屋を減らしたいあるいは水回りを増やしたい、こういったリフォームが可能なのか少しお話ししていきます。

一定の条件を守れば基本的には可能!

結論から申し上げますとお家の図面を確認して、ご要望をしっかり聞いてヒアリングしてからでないと可能かどうかは正直解らないというのが答えです。

ツーバイフォーの家

これは皆様が不安として挙げている通り、ツーバイフォーの家は、基本的に壁で支えているような建物なので、お部屋を増やすことに関しては問題ありません。しかし、壁を壊して部屋の数を減らす事は難しい場合が多いです。

ただ、新築当時の建築図面があればどの壁で家自体を支えているのか、どの壁はにいじくったらいけないのか、そういったところが判断できるようになっています。

ある一定のルールさえ守れば、ツーバイフォーだとしてもリフォーム自体は可能です。

なので一度図面を確認して、建築士さんなどの専門の方、あるいはリフォーム業者さんに確認するのが間違いないでしょう。

築年数がかなり経過している

こちらに関しても家の構造が何であるのかが重要になってきます。

木造であれば、在来であるのかツーバイフォーであるのかパネル工法であるのか、木造の中にも様々な構造がありますので、そこを把握してからでないと確実な事は言えません。

一般的に在来の建物であれば間取りを変更したり、水回りを増やしたりそういったリフォームはツーバイフォーに比べると比較的できる可能性が高いです。

ただ、抜いてはいけない柱、抜いてはいけない壁なども存在する事は同じなのでそこも図面を確認する、あるいは現地を見てみないと何とも言えないのが正直なところです。

築年数が経過しているからといって不可能な事はありませんが、場合によっては、下地の傷みが酷く、立て替えてしまったほうが安く済む場合もありますので、特に築年数が経過している場合などはそちらも視野に入れて検討していくと良いでしょう。

間取りを変更するリフォームと言えど、家の耐久性自体を高める方法とはまた異なるので、家の構造となる部分にかなり痛みが生じている場合などは立て替えてしまった方がかえって安くなったり、長い目で見たときにより長持ちするのは間違いありません。

築年数が経過している場合は、そういったことも視野に入れて考えていくと良いでしょう。

在来工法

木造軸組構法。柱と梁によって建物を支える構造が特徴。
柱と梁が基本構造なので、比較的自由な間取りを実現させることが可能です。

ツーバイフォー工法

壁・床・天井を箱形に組み合わせて作られている構造。”ツーバイフォー”という言葉自体は材料のサイズを示している。

マンションの場合

マンションの管理規約で特に明示されていなければ間取りを変更するリフォーム自体は可能です。

しかしこちらもマンションの耐久性に直結する壁や床などが存在します。こちら”躯体”と呼ばれている箇所になるのですが、この躯体に関しては、基本的にはいじれない場合がほとんどですので、こちらも他の二つと同じように図面を確認するのが間違いないでしょう。

また躯体がどこにあるかどうかは現地で触ると判断できる場合もあるので、とにかく一度相談してみるのが間違いないでしょう。

躯体

建築物全体を構造的に支える骨組み部分のことで、構造体のこと。RC・PCマンションの場合、基本的にはコンクリート部分。

結論として、注意して行っていけば、間取りのリフォーム自体は、多くの場合可能なパターンが多いです。

ただ、100%自分の理想に合った形にするのが難しい場合ももちろんあるので、そこは業者さんと打ち合わせをしてから時間をかけてでも検討していくと良いでしょう。

基本的には可能だが、専門の知識を持つ人と細かい打ち合わせが必要!

間取り変更リフォームのメリットとデメリット

今住んでいる家で、間取り変更リフォームを行うメリットとデメリットをまとめてみました。

人によって感じ方などの違いはあるので、参考にしてみてください。

メリット

メリットに関しては、ライフスタイル、生活様式の変化に今住んでいる家、今住んでいる立地のまま対応していくことができる、というのが最大のメリットでしょう。

立て替えたり、新しく購入するよりも安価に収まる場合がほとんどですね。

また、建て替えようと思った場合、地域や立地などによって不可能な場合や、建て替えると一回り小さくしなければいけない場合もあるので、その心配もありませんね。

デメリット

構造上取ることのできない壁や床によって、思い通りの間取りにできないパターンがある。

築年数が経過している場合、建て替えたり購入するよりも、かえってコストが高くなってしまう場合がある。

間取りを変更するリフォームだと短いもので数日、長いもので1ヵ月から2ヶ月かかるものもあります。

その間仮住まいを必要とする場合も出てくることがあります。

人によってメリットと感じられるところやデメリットと感じてしまうところは様々なので、一概には言えませんが、リフォームで間取りを変更することによって、今の立地や生活環境を変えることなく、生活していけるようになる事は大きなメリットと言えるでしょう

いろいろ悩まれている方は、業者と相談してみてから決めても良いのではないでしょうか。

間取り変更を伴うリフォームの費用について

リフォームを考える上で、費用は最も気になるところですよね。

費用に関してはこちらも一概にいくら位と言う事は非常に難しいといえます。

工事の内容次第で大幅に金額の差が出てくるので、ネットの情報を鵜呑みにして勝手に計算をして予算を出してしまうと、大幅に実際の金額とずれてしまうことがあるので充分注意するようにしましょう。

まだ実際に頼むのはだいぶ先、と言った場合でも業者さんを呼べば基本的には見積もりは無料で行ってくれる場合がほとんどなので無料で見積もりを取ってからコストを明確にした上で検討してみるのが良いでしょう。

ここでは非常にざっくりですが、いくつか間仕切りの撤去や間仕切り新設のかなり概算な金額を掲載します。

下にリストを作ってみたので、検討されている方は、あくまで参考程度に見てみてください。

12畳の部屋を6畳2部屋にした場合(間仕切り新設)

100,000円から500,000円程度。

どこまでの納まりや仕上がりを求めるかによって金額に大きく差が出ます。

6畳2部屋のところを12畳1部屋にした場合(間仕切り撤去)

200,000円から600,000円程度

こちらも上記同様に、どこまで仕上げていくか、どう納めるかにより大幅に変わります。

壁を撤去する場合、撤去した部分の補修や仕上げが必ず必要になるので、多くの場合2部屋は全面的に改修が必要になるパターンが多いです。

床の高さが隣の部屋と微妙に違う場合もあるので、完全に平らにしたい場合は下地から組み直したりする必要も出たりします。

水回りを2階にも設置したい場合(戸建ての場合)

3,000,000円から6,000,000円程度

こちらもどのように配管を持っていくのか、設置する水回りのグレードや、どこまで仕上げるかなどによっても大きく金額に差が出てきます。

いかがでしょうか?

もちろんこれよりも安く収まるパターンもありますが、逆に高くなる場合もあります。

一般的にはこのくらいの振り幅でしょう。
参考程度に見てみてください。

まとめ

間取り変更リフォームは、一般的にリフォームの中でも高額な工事になる場合が多いです。

また、大規模なリフォームを行う場合は基本的に仮住まいを必要としたりと、何かと費用がかかってくるものです。

その費用や家の耐久性を考慮した上で、建て替えなのか、現状のまま住むのか、リフォームを行うのかを比較して検討してみましょう。

間取り変更リフォームを考えている方はぜひ参考にしてみてください。


弊社では様々なリフォームのご依頼・ご相談を承っております。

気になることがありましたら、まずは無料相談を!

お気軽にLINEからのお問い合わせはこちら↓↓

目次